某じゃぱん

魚釣りと人間

人間:上司って

いい上司の条件とは?あなたは直属の上司を信頼していますか?直属の上司は信用できる人ですか?信用・信頼って何でしょう?

 

 

日本の会社は、「能力」で評価されるよりも「人間関係」で評価されることが多い。会社に限らず、小中のクラス委員的なものも、中高の部活の部長も。上から下を指名し、同意を求める決定方式になれば当たり前なのかもしれない。

 

この方式が人材登用にも反映しているのが日本の会社の特徴。もちろん、「売上〇〇円を達成しました」とか、「〇〇の導入で作業効率を△%向上させました」って明確な数値を持って頭角を表す人もいる。でも、「えっ?なんであの人が昇進なの?」ってことない?親しい上役に「あの人の昇進理由って何なんですか?」って聞いたことない?

 

私が聞いたことのある「はぁ?」な昇進理由

①「もう8年目だから」

経験値的には8年分でも、業務力と実績は常に周りに心配される人材。悪い人じゃないけど、後輩からも直属の上司からも昇進の上奏はなし。にもかかわらずなぜか昇進。後から聞いた話では、彼より5年以上後輩の写真を昇進させたいために、「かわいそうだから」先に昇進させたとのこと。

 

②「オレの下で5年働いたから」

「オレ」にあたる部長職の部署で5年一緒に働いたから、十分に昇進できる人間と判断したとのんこと。「オレ(部長職)」は年間3回設定されている部署の目標を直近3年間で1回しか達成していない優秀な人。「オレ」は当時、会社のトップに気に入られていたため、この人事も何事もなく進められ、5年働いた彼は現在部長。

 

③「新卒だから」

これは中途社員の多い企業にありがちなのかもしれないけど、うんざりですね。勤続10年で部長に昇進。人事発表されたときに、周囲の誰もが疑問を感じたようで、各所から昇進人事の理由を知っていそうな人のところへ電話が来たそうです。それほど「サプライズ」な人事でした。いい人ですが、さほど複雑な仕事をしている様子はなく、権限も同様に…

 

人間関係が縦に繋がっている日本。会社も例に漏れずである。現在コロナ禍。何度目かわからない感染拡大の中、社内営業に勤しみたい企業戦士(スキル少なめ、戦闘力低め)はどう活動するのか。下から如何に上司を取り込むか、これが日本的企業に勤める会社員の処世術なのだろう。