某じゃぱん

魚釣りと人間

釣り:茨城県にて

ゴールデンウィークでどこかに行きたい妻。ゴールデンウィークに海釣りに行きたい息子。家族サービスを考える夫。

 

子供連れで海釣り公園に行くには混雑が過ぎるので横浜を避け、茨城県ひたちなか市の「海門町ふれあい公園」に釣りに行ってきました。

海門町ふれあい公園

結果一匹も釣れなかったのですが、「どこかに出かけた」ことに満足する妻。すぐ隣が那珂湊おさかな市場のため、「生ガキを食べた」ことに満足する息子。家族サービスを提供したことに満足する夫、ということで丸く収まったのですが…

 

 

そりゃあ魚釣りにネガティヴなイメージが湧くよねっていう出来事

①タバコ問題

「海釣り公園」みたいに管理されている釣り場はルールがある。喫煙所が決まっているし、灰皿も設置されている。今回みたいな管理されていない釣り場は「モラル」に一任されている感じだから、人次第なところがある。現に、地元ナンバーの車両に乗っているおじさんたち(推定40~60歳)のタバコマナーの劣悪っぷりはひどい。周囲の人の存在なんか構わず其処彼処で紙巻タバコを喫煙。小さい子供居ても関係なし。挙句の果てには吸殻を海に投入。令和の時代にまだそんな喫煙者いるのか。

そもそも「喫煙マナー」なんていう概念がないのだろう。昭和の時代、日本人男性の八割が喫煙していて、喫煙「あたりまえ」な時代から全く思考が進化していない「精神的田舎者」が跋扈していて驚いた。

 

②釣り禁止看板無視問題

那珂湊港は漁船が停泊するエリアでの釣りは禁止されているようで、「釣り禁止」と禁止エリアに数か所看板が設置されている。衝撃はその看板の周囲に釣り座を構え堂々と釣りをしている人たち。集団心理?って思うくらい、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」みたいな。漁港丸ごと釣り禁止になる未来が見えるくらい人があふれ、ルールよりも欲が優先されたその景色に驚き。

「禁止されても無視すればいい」っていうのが彼らの基本スタンスなのかもしれない。漁港のすべての場所が「釣り禁止」になっても、彼らは気にしないから影響を受けない「精神的特権階級」なのかもしれない。

 

 

「魚釣り」って少なからず環境に負荷をかける行為で、その行為外の部分ではできる限り環境に負荷をかけないっていうモラルが不可欠だと思う。また、特に海は生計を立てている人も居て、「レジャー」が「ライフ」の上位には決して位置しないということへの認識も不可欠だろう。

「啓蒙」って知識がある人と意識高い系にしか効果がない。知識がなくて意識が低いが欲だけは人一倍強い層に響くのはいったいどんなアプローチか。胴元が損失を被ることは決してないのが世の常、釣り人全員が無条件連帯責任の「全面釣り禁止」の未来しか今は思い描くことができない。