某じゃぱん

魚釣りと人間

人間:結婚指輪

学生の頃から装飾品の類は一切身につけない。「そういうものだから」と唆され、作った結婚指輪。セレモニーのために使い、その後も日々身につけることを強要され続けている。結婚指輪って何でいつもつけていなければいけないの?

 

メリット

①既婚者であることの証明

不貞行為の防止目的に装着。冷静に考えれば、この人は信用がないんですってことじゃね?

②社会的信用

結婚できる程度に、結婚生活を維持できる程度にこの人には信用がありますよって。既婚者であるってことが、客観的にどれほどの信用を持っているのかが怪しい。

 

デメリット

①煩わしさ

洗い物、ものを持つ時など、一々ぶつかってしまう。音もする。金属の振動が指にくる。

②コスト

万単位の出費は装飾品に興味がない人間にとってはストレス。

 

デメリットも文字にしてみると大したことはないのだが、個人的な不満は大いにある。

 

購入する際、「どれがいい?」と聞かれる。興味がないものについて好き嫌いを聞かれても、そのもの自体には尺度を持っていないわけで、値段とか派手さとか別の尺度を持ち出すことになる。すると「相応しくない」尺度での判断に不満を持たれる。

「〇〇の時はつけなくていい?」を伺いを立てる。既婚表示を拒んでいるわけではなく、そもそも装飾品をつけたくないのだから、身につけなくていい機会は多い方がありがたい。が、その質問自体が気に入らないらしい。「煩わしさが少ない」左手の小指につけているのを更に外したいなど何事かと。

「太って入らなくなった」と言って、妻は現在着けていない。そういえば女の人の方が結婚指輪をつけていない印象があるのは気のせいか?いや、体型変化が男性よりも著しいから「つけられない」女の人が多いのかもしれない。

 

自己都合で半強制し、自己都合で自身は身につけないものなんてねぇ。不公平だし身勝手だし。料理人や美容師になれば大義があるけど…業界の収益戦略を恨めしいと思い、今日も煩わしさを感じながらつけてます。