某じゃぱん

魚釣りと人間

人間:アルバイト

ウチの会社は副業禁止。難しいよね、コレ。線が引いてないし引けないし。FXはセーフ?アウト?せどりは?ブログは?YouTube は?みたいな…

 

世界がどんどん変化して、人間がやっていたことが機械化されて仕事が淘汰されてる中、機械化の影響で新しい仕事が生まれて。企業にしかできないような大掛かりな業務が、機械化の恩恵で一般の人が手を出せるようになり、それがアルバイトレベルの仕事になってきている。

 

子供が大きくなるに従って必要なものも増え、余裕のある生活のために妻に在宅のアルバイトでもしてもらおうかって求人探すと、先日夕方のニュースで特集されていた「ポイ活」がズラリ。えっ?バイトなの?何を稼ぐの?

 

利用者の囲い込み策であったポイントが、今や収益目的の対象になっている。気付いたヤツは賢いんだろうけど、遠くない将来ポイント制度自体の形態がバージョンアップしていくんじゃないかな?理解していない層には得する印象を与えてつつ搾取する方向に、理解している層は儲かるように、そして企業は還元・囲い込みが目的だったポイント制まで収益目的になるような。

 

顧客を台帳で、つまり紙で管理しているときには泥棒でも入らなきゃ起こらなかった「情報漏洩」が、オンライン管理されている現代は続々。箝口令で表面化していないものもあるだろうから、相当な量が出回っているんじゃない?「名簿屋」なんて職業が日常化してるのは、営業職だからって理由だけじゃないだろう。ポイ活なんて、これらのことにとっては追い風でしかないんじゃないかな。良いとか悪いとかじゃなくて、リスク理解してる?ってことね。

 

世界は小金を稼いで幸せを感じる人がマジョリティ。でも世界の構造・流れは大金を持ってさらに大金を稼ごうとするマイノリティが作ってる。新しい制度を設ければ、試行期間中は脇が甘くなるだろう。一部の人にとってはチャンスだね。

 

悪いことを考える奴らは頭がいいから思いつくわけで。容易に手を出せる儲け話に飛びつくリスク理解していない層が、頭のいい悪い奴らにつけ込まれて、日常を過ごしていた利害関係の薄い大衆が火傷する。「経済発展を抑制する」って言われたら法整備もできないし、そもそもする気はないよね、その権限を持っている人達は一緒に甘い汁啜っている関係者だろうから。

 

小さく稼ごうとすると多くを失うアルバイト。平成初期、フリーターが流行ったらビシッと厳しい線が引かれた…平成後期、就業しようとすれば派遣・契約社員にされて正社員との間にビシッと厳しい線を引かれた…

令和の今、稼ごうとする行為すら喰い物にされかねないんだから、悲しい国だねぇ。