「釣ったことないくせに」ってなもんですが、好きなものは仕方ない。物集めって見た目で十分。実際には実釣性能も備えているわけで、それを発揮できないのは精進の足りない自分が悪い。愛と努力でいつか乗り越えられる…はず。
コチラ。
ザリバイブ。嬉しすぎて購入後車中で撮影…
こんなに…
釣ったことないけど…
バイブレーションルアーをコレしか持っていないのかと聞かれれば、そんなことはない。
釣りを始めてすぐ、名前は聞くのにあまりにも見かけなさすぎて「レイドジャパンのルアーは釣れるんだ」って勝手に思い込んで、釣具屋漫遊の際に見かけたレベルバイブを購入。もちろん釣果はないけど…きっと然るべき場所で然るべきタイミングで然るべき相手に投げれば釣れるんだろうけど、その「然るべき」を一つも理解していない自分は当然まだ釣れていない。
潮来釣具センターの福袋も買い、いくつかバイブレーションルアーが入っていた。下手くそが投げれば根掛かりするもんで、ロスト数は釣果の無限倍である。
子供の頃、祖父母が旅行に行くと決まって「キーホルダー」を土産として買ってきてくれた。「鍵っ子」じゃなかったし、他人と類似するものを識別する必要もなかった当時、キーホルダーを土産にすることは祖父母にとって手頃な値段の記念のものだったんだろう。しかし、申し訳ないが一つとして魅力的なものはなく、学習机の前のフックに下げるものが増えていくだけだった。
その視点から捉えるのはおかしいのかもしれないが、「ザリバイブはキーホルダー」としても最高のアイテム。時代を遡れば最上の「根付」ではなかろうか。
精巧な見た目、実釣性能に振り切っているにも関わらずニュートラルな、そして無二な「ザリガニ」の形状。人目を引くのに嫌悪感を一切与えず、むしろ可愛げすら備えた姿。
あまりにも共感して欲しくて、ザリバイブマイクロを息子のランドセルに付けてみた。校則でキーホルダーが禁止されているらしく外されたので、行き先に迷って職場の事務の女の子にプレゼントしたくらいだ。(スマホに付けてくれて、美容師にいじられたって嬉しそうに話してました)
「釣れるから言葉が尽きない」のが最高だろう。しかし、「容姿の虜」を生み出すのもルアービルダー冥利に尽きるってもんではないだろうか。村上晴彦氏も「フランス人の女の人が…」とおっしゃっていたように、日本人のおじさんはまんまと魅入られてしまった。後悔は微塵もない。
より愛を深めるためにも、コチラも魚をかけるべく使い込んでいきたい。(入水させたくないものもあるが…)