某じゃぱん

魚釣りと人間

人間:人体の凄さから未来を思って

アマルガム」が有害だって言われて久しい。数少し前、虫歯ができて歯医者に行ったときに昭和の歯科治療跡に数箇所あったソレを除去してもらったけど。かつての当たり前で実は…ってまだまだあって、アマルガムは氷山の一角なんだろう。

 

大方の治療が済んで、被せ物をして、歯医者さんから説明されて知ったのだが、「歯の神経は位置を変える」らしい。被せ物をした場所はしばらく痛い。けど、じきに痛くなくなる。理由は表層付近にある神経が、徐々に歯茎に潜って刺激を受け難くなるかららしい。

 

一ヶ月以上経った今、確かに痛くない。普通に噛める。人体すげぇ。

 

こういう「人体」の反応って、「忘れる」とか「慣れる」っていう脳?意識?の機能と似ている気がする。

 

どんな嫌なことがあっても、その状況が一時的なことであれば時間が経つと意識の外側になっている。

どんな嫌なことがあっても、その状況が常時発生していれば、それが「普通」で、その中で過ごすことが特別ではなくなる。嫌だけど、嫌味は徐々に薄くなる。

 

人間って、そうやって歴史を作ってきたんだろうね。人体の能力を人間の脳や意識が辿るようにして。そして、現代はそれを外部に移植し始めた。コンピュータの検索って、脳のニューロン同士をシナプス信号が走るように、電気信号がネットワークを駆け巡って情報を拾ってくるわけでしょう?さらに人間に近づけるべく脳の「想像」するって部分をディープラーニングで補おうとまでしているわけだ。

 

もしかすると、コンピュータやネットワークという仕組みを生み出した想像力は、人間の根源的な部分にあった仕組みを外部作成させようという、生物として種の保存を目的とした信号がきっかけだったのかもしれない。気候変動か、環境汚染か、人口増加か、その他トリガーは分からないけど。

 

少し前、何かのテレビ番組だったと思うけど「2350年、日本人は絶滅する」っていうのを見た。「日本人」は絶滅するかもしれない。それでも、「人間」は生存条件の悪化が「徐々に」進行するのであれば、絶滅しない未来がある気がする。