某じゃぱん

魚釣りと人間

人間:私の拡がりを消さないでくれますか?

googleのトップ画面にレコメンド記事が出るじゃないですか?検索履歴からAIが好みを判断してトピックを拾ってきてくれるんだと思うんだけど、アレってありがたいかなぁ?

 

自分の好きなものの情報って、「本気」なら自分で探すと思うんだよね。しかも、「それでこそ」って情報が欲しくて「それでこそ」って見つかるみたいな。「貴方の好みってこんな感じじゃないですか?」ってアレ、好みじゃなくないですか?

 

 

アウトドア好きってわけじゃなくて、四角い車が好きなわけ。で、次はデリカD5が欲しいなぁって思って色々検索してた数週間前。デリカの記事だらけの私の今のgoogleトップ。いや、ありがたくないから。

 

自分の知らないジャンルを雑多にレコメンドしてもらって、フィールドを拡げたいのさ。そのためにトップページはカオスであって欲しいわけ。

 

世の中のマジョリティは自分の興味のあることだけで心地良く過ごしたいのかなぁ?それが心地良いのかなぁ?拡がりとか求める余裕がないほど、興味が多くあるのかなぁ?

 

「本屋で本を買うとき、欲しい本の両サイドも一緒に買う」って、昔役者の誰かが言っていた。興味を固定しないように、自分にとって未踏の場所に踏み出すためにって。最もだと思う。財力の問題でできないけど。それでも、思い返せば大学生の頃、洋楽CDのジャケ買いしてたなぁ。いっぱいハズレを引いたけど知識は増えたし。「程良い損」「勉強代」って感じじゃん?今の若い子はそういうの嫌いそうだけど。だから彼らに面白みを感じないのかもしれないなぁ。無駄に対して潔癖なイメージがあるね、Z世代とα世代。自分の興味をレコメンドしている人間の顔も知らないのに、そんなに信用するって方が怖いわ。人間ですらないかもしれないのに。

 

釣りに興味があって投資するなら釣具関連の会社の株を買うかもしれない。でも、利益を求めて且つリスクをヘッジするなら「釣りと対極にある」株も買わなきゃいけない。考えて調べているうちに時合いが去っちゃうでしょ?人生道楽ゾーンに入った富裕層ならまだしも、「航海中天候不順コンパス行方不明」なら、「360°太陽探し」状態で好奇心をセッティングしておかないと。「太陽かもしれない」が現れたら自力で真贋判定できないと。

 

私のについて、仕事は手を抜いてくれていいからね、googleのAIよ。