某じゃぱん

魚釣りと人間

人間:ゴミ

落ちているゴミに気付くと気付かない人。

「拾う」「拾わない」じゃなくて、「気付く」「気付かない」の話。

 

落ちているゴミに気付かない人は幸せ。落ちているゴミが、対象物にはならないから。世界が汚れいていることに気付かないってことは、彼にとって世界は汚れていないってこと。幸せ。周りの人も彼を羨む。彼は幸せで羨ましいって。

 

でも、彼は幸せでも、他者を幸せにはしない。だって、世界を「彼」感覚で生きているだけだから。

 

落ちているゴミに気付く人は、ストレスが多い。世界が汚れているって気付いているから。ゴミを拾わないと「罪悪感」を感じてしまう。その罪悪感が溜まって溜まって溜まって…いつか限界を超えた時、彼はゴミを拾い始める。最終的に彼は世界を良くする行動をし始める。彼自身は幸せを感じていないかもしれないけど。

 

そして、ゴミに気付く人はゴミを拾っている人にも気付く。拾っていない日常を過ごしていたら、罪悪感がブースト。予定よりも早く限界点を迎え、拾い始める。

 

コンビニの入り口マットに時々落ちているレシート。拾おうよ。きっと世界にいいことしてるって。