某じゃぱん

魚釣りと人間

釣り:情熱と冷静(釣り人と釣具店)

魚釣りのブログやツイッターを見ていると釣具店を「魔界」と呼んでいる人を目にする。自分の趣味嗜好100%のお店で、しかし散財を要求してくる場所なんて、魔界に決まっている。自身も魔界だと分かりつつ、しかし闇堕ちしても構わないくらいに思うこともしばしば。

 

高級ブランド品販売店や高級外車のディーラーが魔界と呼ばれないのは、きっと利用層が分相応だからだろう。どんなに高価なものでも、相応に資本があるならただの販売店である。そう思うと貧弱な資本力の自分が悲しい。

 

が、魔界である。自宅の近くに上○屋が2店舗とタック○○リーがある。どちらも全国展開している大手だ。この3店舗にいる魔界の生き物は接客が悪い。愛想もなければ包装も下手くそである。知人の一人は接客が悪すぎて「上○屋には行きたくない」と言っているくらいだ。魔界スタイルなんだろう。

 

自宅から車で1時間、県内最大級の大型店がある。自宅近隣の店舗には入荷すら怪しい新作が入荷することもありしばしば顔を出すのだが、コチラもまた別のタイプの魔界スタイルだ。

バス関連の商品の多くが関西方面のメーカー。ジャッカルもレイドジャパンもイッセイも。入荷日がずれるのか?初日には店頭に並ばない。超大型店なのに。それを見越して翌日の午前中に行ってもまだない。魔界の住人に尋ねると「あっ、入荷していますね。午後には並ぶんじゃないですか?」ってな反応である。太々しく垂らしこむじゃないか、魔界よ。こっちは午後から仕事なんだ。

 

魔界に取り込まれても構わないくらいの釣り人の情熱とそれを知ってか知らずか距離を見失わせない釣具店の冷静。お陰でマイクロザリバイブもザリバイブJr.も欲しかったカラーが買えなかったよ…でもまた行くからな、絶対。こっちは冷静じゃないから。