某じゃぱん

魚釣りと人間

人間:陽性者6日目

息子以外は起きれなくなった。36.2℃。熱はないが、鼻詰まりがひどい。咳はあまり出ないが、痰でやられているのか、咳が出た際の喉の激痛が辛い。最中なのか、治ったのか。日常生活に支障はないが、全快には程遠い。それでも、あと2日で自粛期間は終わり。仕事に行かなければならない。まあ、体調的には全然仕事できるけど。

 

妻のルールの下、息子は宿題をし、父子は午前の部のゲームをする。それが終わると庭にバケツを並べピッチングの練習。二つのバケツを設置し、距離と大きさの違う的を交互に狙う。力の加減が違うので難しい。昨日までのようには入らず息子はイライラ。でも必死に狙っている。

 

明日から息子は学校復帰。生まれてこの方、一緒にこんな長期間いたことなんかないから、息子孝行する貴重な機会だ。

 

ところで、世の中の会社員の父親が子供と過ごす時間の平均ってどのくらいなんだろう。日本の会社員で子供の長期休暇に10日くらい連続で休暇が取れる人なんているのだろうか。もし取れたとして、その全ての日数子供と過ごすことなんてあるのだろうか。

 

コロナ感染に伴う自粛で、日本の家族関係は少し変化したのではないだろうか。お互いが空気のように「居て当たり前」だが「詳しくは知らない」ような家族が多いのではないかと思う。私自身も子供の習い事にあまり同行したことがないし、授業参観も2回しか行ったことがない。子供が楽しくやっていればいいと思っているので、妻のように口出しもしない。助言を求めてくるなら大いに協力するのだが、今のところはその気配はない。そんな家族同士が、一週間同じ屋根の下、24時間過ごしていたら多少密度が濃くなるのではないか。会社員の家庭であれば多くの場合、その「自粛期間」が人生で最も長く「親」または「子供」と過ごした時間になるのではないか。

 

「災い転じて…」ではないが、自粛期間について別の角度から考えて、「悪くはなかったかもしれない」と思った陽性者6日目。