某じゃぱん

魚釣りと人間

釣り:釣りにおける小中の数学力の必要性

メートル法、グラム法にどっぷりの日本人。

 

幼児期に英語圏で生活をするとバイリンガルとしてそれぞれの言語をそのまま理解できるのだろうけど、中高大と学生時代に英語を「学習」した身としては、英語を素早く頭の中で日本語変換して理解している。

それと同じことなんだろう。素早く単位変換が必要な釣り。

 

重さの単位はオンスだし、ポンドだし。

長さの単位はフィートだし、インチだし。

 

輸入元の作法に従うのは仕方がないけど、結局オンスをオンスのままでは重量イメージがつかないし、フィートとインチのままじゃ長さがわからない。

 

1オンス…約28g

1ポンド…約450g

1フィート…約30cm

1インチ…約2.5cm

 

これを素早く変換するのに、小学生レベルの算数とはいえ、暗算するのはなかなかのトレーニングが必要だ。

 

リールの糸巻き量もそうだ。16ポンドが100m巻けるリール。じゃあ12ポンドなら何メートル巻けるのか、20ポンドなら何メートルになるのかなどなど。中学生の反比例の考え方だ。こちらもなかなかの暗算になる。

 

高校生で物理の勉強を真面目にしていればキャロでシンカーとルアーの重さとリーダーの長さからどれくらいのロスが発生して飛距離に影響するか考えられるだろうし、大学で流体力学と水圧の勉強をしていれば河川や海で水勢と深度でルアーが受ける抵抗や動きの予測も可能かもしれない。でも、ここまでくると「アングラー」ではなく「ビルダー」だ。

 

釣りを「楽しむため」の最低限として、小中の算数・数学が必要だってこと。シンカーの重さとか、1/2とか1/4なら対応できるけど、5/32とか無理くね?しかも28gのでしょ?

 

年を取ってもボケなそうな要求が数多くある釣り。すごいわ。

 

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